呼び出し

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「ダメかー。で、なんで落ち込んでるの?」 「……ほっといてっ!」 「あっ!こら!」 取り上げられたグラスを奪い返し一気に煽った。 40度のラム酒。 氷が入ってるとはいえ、ほぼ40度。 一気に熱が喉から体全体を駆け巡る。 「あーあー。そんな飲み方するほど俺との契約が嫌だったワケ?ってそりゃ嫌かぁ〜。」 寂しげな表情を浮かべる生鬼。 そっちじゃないっ! 結婚の選択肢がアンタ一択になったことよっ! 「そっちかい!」 戻れない快楽を知ってしまったことよっ! あぁ〜〜〜、っもぉっっ!! はぁ………。秋野華、一生の不覚…。 「ん?そっちは好都合だな。て、あっ!こら!こんなとこで寝ると風邪ひくよー?それにまだ話あるんだけど。」
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