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咄嗟に思いついた質問。
「良かった。俺の何が聞きたいの?」
「生鬼って何の鬼?エネルギー源って何?」
ガクッと項垂れる生鬼。
『そっちかぁ〜………。』
あ、生鬼の心の声。
素でガックシきたわけね。
「まぁ、それも俺のことだけど。色気がないっつーか……。まぁいいや。セイキを糧に生きる鬼。」
「セイキ?生命力の生気?じゃあ私、寿命短くなっちゃう?」
「違う違う。そっちのセイキじゃなくて華さんが身をもって知った方のセイキ。」
身をもって知った方のセイキ…?
って、性のこと!?
やっぱ変態エロ鬼じゃんっ!
私、とんでもない鬼と契約しちゃったんじゃない!?
「誰が変態エロ鬼だよっ!
…その変態エロ鬼に与えられる快楽がヤミツキになったのはどこの誰かな〜?ん〜?」
なっ。なんで知ってるのよっっ。
ハッ…。なんか記憶に薄っすら…。
一気飲みする前に思ってたような…。
や、やらかした………。
「クスッ。ま、そーゆーワケだから、華さんのセイキは俺のものだから。俺以外の人と結婚しても夜の営み頑張れないと思うけどね〜。新婚でlessはないよな〜。」
生鬼の言葉に青くなる。
なに?そーゆーことなの?
それ、もう脅しじゃん!無理ゲーじゃん!
あぁ……。やっぱり詰んだわ。
今度は私がガックシ項垂れる番だった。
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