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「そ、そんなことより私の結婚よっ!もう年頃なのよっ!急がないとあっという間に適齢期を過ぎてしまうわっ!」
生鬼をスルーして証のある方の手を離し片手で揺さぶりながら強制的に話を戻した。
『あ、残念。また気持ちイくなると思ったのに。』
卑猥なことだけ心の声で言ってんじゃないわよ、この変態オニ!
「あははっ。まぁ、結婚は諦めなよ。俺をあなた以外受け付けない体にしたのは華さんだから、責任取って俺を貰いなよ。
俺、人間的に優良物件だよ?次期社長だし?
そしたらいつでもエネルギー補給し放題だし?」
そんな支配者にしたのはアンタでしょうがーーー!!
それにエネルギー補給し放題って何よっ!
資源は無限じゃないのよ!大切にしなさいっ!
あぁ、やっぱり生鬼と話してると血圧上がるわ…。
頭痛くなってきた…。
「…ねぇ。…何しようとしてるの?」
こめかみを押えてる私の目の前に生鬼が証を差し出してきた。
「ん?具合悪そうだから華さんにもエネルギー補給させてあげようかと思って。ほら、吸いなよ。」
ん?ちょっと待って?
私もエネルギー補給?
まさか……!?
「私も生鬼がいないと生きてけない体になっちゃったのー!?」
「あ、それは大丈夫。でもエネルギーも吸うことはできる。
具合が悪い時はコレで治るよ。
病院いらずで気持ちイイ!一石二鳥だな。
さっどうぞ。遠慮なく、吸って?」
ニヤリと笑う生鬼の顔にまたしても嫌な予感しかしない。
これじゃあ快楽のスパイラルじゃないの。
「あ、うまいこと言うねー。溺れなよ、俺に。」
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