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「なんか、あの方が怪しいことを書き殴っていたメモを拾ったとか言ってましたね。
鞠宮さんのお姉さんのお友だちだとか」
「あの美人が、鞠宮の姉だったとはな」
「そのメモの方、なんか女子感を感じなかったんで、話しやすかったって言ってましたよ」
「それでお前とも話しやすいってことは、後藤はお前にも女子感感じてないんだな」
じゃあ、あなたは後藤さんが女だと思っていない私と結婚することになるわけですが、いいのですか、と式の日の朝。
夫となる人物にディスられながら、悠里は思う。
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