いつまで続く?

1/4
前へ
/4ページ
次へ
2100年の夏、急速に地球温暖化が進んだ。北極や南極の氷が溶け、海水が増えたのもつかの間。止まらない温暖化の影響で水が蒸発し、地球上の水が急激に減少した。 水を飲まないと人間は3日であの世行き。 そのくらい大切な水が減ったら人間はどんな行動をするだろう? 戦争、と言いたいところだが。 本当に困った時の手段として戦争を選ぶほど、人間は腐っていなかったらしい。 2100年の冬、各国の人口に合わせて残された水を分配したのだ。 そして現在。2150年、人が使う全ての水は各国で管理されていた。今日飲む水は◯L、1週間入浴するために使うのは△L、1ヶ月のトイレ用の水は□L……水を使うとき国に申告が必要になったのだ。 そんな現状を変えるため、 自由な水を取り戻すため、 今日も俺たちはラボにこもる。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加