二度あることは三度ある

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「だけど人が見ているのは容姿だけではないし、それが人生の全てではないわ。その心の在り方、生き方も含めて人と言うものを形成しているのよ。貴女は主人公で、私はモブキャラかもしれない。だけどそれだけで貴女に蔑まされるいわれはないわ」 これまでリディはしっかりとシャルロッテに向き合っていなかった気がする。 彼女はメインキャラ。私はモブキャラだと言って。 でもそれが全ての価値ではないのだ。 メインキャラという運命を持ったとしても、その人生は勝手に決められているわけではなく、生き方を選択して作られるのが人生なのだ。 だから本来は主役だろうがモブだろうが、ちゃんとシャルロッテと向き合ってそのことを伝えるべきであった。 (シャルロッテ、最後に引導を渡すわ…) シャルロッテの憎しみに満ちた目を見据えながらリディはゆっくりと、静かに言った。 「シャルロッテ、貴女は私を貶めて優越感に浸っていたのだろうけど、世の中には「因果応報」という言葉があるの。自分の行動が自分に跳ね返ってくることよ。悪いことをすれば必ず報いを受けるの。天に唾を吐けば、自分にかかるのよ」
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