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第0章 序章。
運命とは基本的に残酷なもので…
その残酷な運命の中でも乗り切れるか
人は神からの試練を受けているのかもしれない…。
…
呂布「貴様は俺の妾になるんだ。」
…
董白…字は魅音
董白「お祖父様を討った奴からの愛なぞどうして私が希わなければならないの?」
しかし…
董白…字は魅音になっていたのは、
落雷により命を落とし異世界転生を果たした絢奈こと…東絢奈でした。
董白『呂布って人類最強男で獣のような性格をしていたって2次元のゲームに書いてあったけど…大丈夫?』
董白に異世界転生を果たした絢奈は、まさかの2次元オタクで…
歴史もゲームの2次元世界で学んだ人
呂布「ふん、お前は飾りの妻だ。奴を討った証に奴が溺愛していた孫娘を自らの妻にする…。皆、俺の武勇に陶酔するはずだ…」
董白「好きにすれば良いわ…。
あんたのような獣から愛を注がれなければ生きていけない我が身が憎い…」
董白には誰より愛する人がいました。
それは…
董白『子孝様…いつか助けて下さると私は信じております…。』
曹操とは血が繫がってはいないものの従兄である曹仁…字は子孝。
曹仁「…貴女は董卓の孫娘。自分は殿の従兄…。昨日の敵は今日の友とも言うが自分は1度決めた事を覆す事など出来ぬ…。だが…気持ちは嬉しく思う。」
2人の想いは重なったものの…
真面目すぎる曹仁は悪役令嬢である
董白を妻に迎える事はしなかった…。
その代わりに…
張遼「姫、この私が姫の事を末永く御守り致します。どうかこの私と生涯を共にして頂きたい…。」
張遼…字は文遠。
董卓が呂布を遣い暗殺させた丁原の忠臣で董卓、呂布にも仕えていたが…曹操と出逢い最低ランクの主人から解放された主人運の悪すぎる人…。
董白「お前が望むなら
妻になってやらない事もないわ…」
董白…字は魅音の素直じゃない性格を理解した上で求婚した張遼でしたが…
嫡男である張虎…字は勝峰と、
息女である張明明に恵まれて
比較的幸せな人生を過ごしました。
董白『こんな人生も案外ありなのかしら?でも…』
董白にとって、
最大級の幸せはやはり曹仁…の隣…。
董白『…だけど…』
張遼「魅音、如何した?」
1番近くにいた張遼…字は文遠の隣は
董白「お腹空いたわ…。
文遠、何とかしなさい。」
張遼「姫様育ちはこれだから…
まぁ、それでこそ魅音だな…」
董白「何よ、それ…さては誉めてないわね…妻に対して何という言い草かしら?もう少し何とかならないの?」
張遼「ならぬ…」
董白の運命が複雑な事になったのにはある理由がありました…。
それは…
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