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第1章 董白に転生した娘
董白…字は不詳。
※そのためこの物語では、
魅音と呼ぶ事にします。※
三国志の中で悪名を高めた董卓…
字は仲穎の孫娘。
父親は…李儒…
字は文優
李儒「私が相国の軍師をしている
李儒でございます。」
本来ならば…董白は李儒の姓を名乗り李白となるべきですが…
董卓「儂は相国、魅音姫を手元に置いて一体何が悪いと申すか?良いな、李儒」
董卓の軍師であり娘婿でもある李儒が
董卓の意見に逆らう事など…
李儒『とんでもございません、
私、命が幾ら有っても足りませぬ…』
と、言うわけですので李儒は董卓の娘である董遷を嫁に迎えているにも関わらず…
李儒「問題ございません、相国。」
入り婿のような扱いにされ…
自尊心は毎日のように粉々になる
悲しい生活を送っていました…。
董遷「私は…相国の娘なのよ…!」
西暦176年10月に祝言を挙げた董遷…字は文月の横柄過ぎる態度にも…
李儒『お前は何様のつもりだ!』
李儒は心の中で
怒り心頭に発すというような
状態でしたが…
李儒「良いんだよ、文月と文優。私達は祝言を挙げる為に産まれて来たようなものだから…」
相国〈=皇帝の父親代わり〉である
董卓に逆らうなど…
李儒『李家が滅亡してしまうわ…』
李儒の実家である李家を含めた
全てが終わってしまう事になり…
李儒は心の中と口で違う言葉を紡ぐ
日々を過ごしていました…。
そんな中で産まれた董白も
董遷と同じように父を侮るような
ごう慢過ぎるくらいごう慢な女性になってしまいました…。
董白「あら、お父様、
いらっしゃったの?」
李儒「ああ、いたよ…。」
プライベートでは、
気の毒を極めたような李儒でしたが
表では決して情けをかけてはならないような悪事を董卓と共にしていました
董卓「李儒、儂が頂点に君臨出来るよう全て上手く取り計らえ…」
李儒「はっ!」
後漢帝国を牛耳り皆の平穏無事な生活を踏みにじっておりました…。
そんな董卓の孫娘・董白…字は魅音に転生する羽目となった…
董白「羽目とは何かしら?
私を誰だと思っているの?」
気の毒を極めたような
女性がおりました…。
それは…
董白「私を無視するなんてお祖父様に言うわよ!全く!」
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