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院
携帯の糸会話ってアプリを、縦ロールはワナワナしながら見つめていた。
先生と7回しましたよ?頑張りました。
「っきいいいいいいいいいいいいいいい!ユノまでも裏切りですわあああああああああああ!」
何騒いでんだ?こいつは。
ところで、2人は王都レッドゲートにいた。
レッドゲート区は、院と、それに関連する施設の集合体だった。
それと、何故か安くて量の多い飯屋も点在していた。
「へええ。院か。俺にゃあ縁なんかなかったな?」
「でも、もし、家を出ずに子爵の息子でいれば」
「たらればなんか言ってりゃあキリがねえよ」
「でも、先生と出会えたのは、一生の幸運ではなくて?」
まあ、それ言われるとよ。
「更に言うなら、私にとっても幸運ですわ!元王立捜査官と事件捜査をするなんて!怪しの麗人を巡る、兄弟の愛憎劇!麗人は男性か女性か?!私の新作は!なお高きベストセラーを記録するのですわ!」
おめえは何を言っているんだ。
あ。そこでアリエールはモジモジし始めた。
「ちょっと失礼いたしますわ」
「は?おい、どこ行く?」
「ちょっと、おっぱいが張ってしまいましたの。ロズウェルが泣く前に」
いきなり転移魔法で消えやがった。
「おい。おいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
タルカスは、たった1人置き去りにされていた。
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