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フィニッシュホールド
グッタリしちゃった可愛いイゾイゾが、じょーしちゃったニャンニャンちゃんを手で隠して、荒い息を発してトロ顔見せていた。
「――しぇんしぇい♡ラブミー・フォーエバー♡」
妊娠中って、じょーが多いんだよなあ。
フラエメミライゾって、妊娠中した娘はみんなじょーしちゃってて。
あれかな?お腹大きくなって膀胱狭くなったからかな?
プシプシってしたじゃーとじょーは違う。
フラじゃーとフラじょーは違うし、決して言ってはいけないってお約束があって。
「うん♡俺も愛してるぞ♡イゾルテも赤ん坊も♡」
王様の羽織をかけてやって、俺はイゾルテを立たせて深目のキスして言った。
「認識阻害張りながら、帰れるのか?」
ほぼせん妄状態で、イゾルテは頷いた。
「しぇんしぇい。一緒に寝よ?♡」
改めて見ると、マセンダの髪のイゾルテは、女神レベルで綺麗な娘だった。
出来れば2、3日泊まりたかったが、俺としてはあのウルウルのアメジストの瞳だよ。
正直、早く生まれて欲しかった。イゾイゾと2人目作ろう♡勿論アーちゃんも♡
肩を抱き、お尻をムニムニナデナデしながら、空き教室の扉を開けた。
あ?
開けたところで、ちっこい女が立っていた。
ユノじゃなくて。こいつ。
「あああああああああうわあああああわ!生きてるって何だあああああああ?!がはん!!」
超強力なラリアットで首を刈られて、空中で4回回転して床に沈んだ。
「空き教室で浮気か?おめ死にてんきゃあ?」
「お前えええええ!卒論どうし」
拾ってパイルドライバーから、投げ捨てジャーマンが決まった。
「論文のタイトルは、食堂の飯で生徒の魔法の威力が変わるって論文だで。それはともかくうううううう!空き教室でやってんでユノと思えばこっちの赤毛きゃあああああああ?!おめは許さん!」
卒論終われば卒業の、食堂のババアの弟子、処女神ヘスティア、別名ティア・アーネゼース(姉ゼウス)にひたすらボコられるハメになっていた。
「赤毛、ちょっと向こう行っとけや」
「えー。うん」
極上のロリ処女には逆らえず、イゾルテは道を空けた。
ところで、ヘスティアの脳裏には、スピニングトーホールドが爆音で鳴り響いていた。
「じゃああたしの新技の実験台になれやあああああ!空中スピニングトーホールドからのヘスティアバスターを食らえええええええ!」
「んぎゃあああああああああ?!」
アカデミーの空き教室はユノ以外使用不可っての忘れてた。
絶対、こいつが来るんだもん。食堂から。
ヘスティアバスターを食らって、俺の意識はかき消されていった。
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