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横井くんの部屋は、大学から歩いて十五分くらいの、少し家賃が高いエリアにあった。
「山内さん」
キスをされ、抱きしめられる。さっきとは違って、舌を絡められて、息が苦しい。
「真っ赤だ」
「だって……」
恥ずかしいし、息はできないし……興奮してるから。なんたって、相手は顔がいい。
ベッドへ誘導され、押し倒され、またキスをされる。今度は胸を揉まれながら。異性に、というよりも、誰かに胸をさわられるなんて初めてで、どうしていいかわからなくなる。
横井くんはトップスの裾から手をつっこみ、直接胸を揉む。ブラの中を少しずつ指で探り、乳首を見つけ、摘まんだ。
「あ……」
横井くんは私の声を聞いて、口の端を上げる。
ばんざいして、という声がうっすら聞こえ、トップスを脱がされていた。スカートも剥がされ、床に落とされる。
「恥ずかしいよ……」
「綺麗な身体してる」
ホックを外され、ブラも取られた。横井くんは右胸を揉みながら、私の左胸の乳首を口に含んだ。
「ああぁっ……!」
思わず声が出てびっくりする。これは拒絶の声じゃなく、嬌声だ。私はこんな自分を知らない。内面を暴かれるようで、怖い。
横井くんは、左胸を吸い、舌で乳首をいじめる。
「んっ」
「気持ちよさそう」
横井くんはにっこり笑うと、右手をそっと下ろし、ショーツに手を掛ける。
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