レファレンス・リファレンス reference

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レファレンス・リファレンス reference

「あっ……やぁん……っ!」 「山内(やまうち)さん、すごくいい声……」  横井(よこい)くんは熱っぽい瞳で私を見つめ、唇を奪った。  唾液を飲み尽くすような、激しいキス。  でも、胸をさわる手は優しくて、その落差に私は訳がわからなくなってしまう。  横井くんは中に入れる指を増やしていく。 「もうちょっとかな」 「や……」 「今は、中より、クリの方がよさげだよね」  横井くんは指を一旦抜くと、垂れている愛液を拭うようにまぶした。クリトリスをそっとさすられる。鋭い快感に、思わず嬌声を上げてしまう。 「あ、ああっ……!」 「また溢れてきた。素直」  くすくす笑われて思わず顔をそむけると、もう一度キスを落とされた。今度は優しく。 「ねえ、俺の名前呼んでよ。その方がきっと気持ちいいよ」 「う……」 「言ってみて。勇登(ゆうと)って」 「ゆ、ゆう……勇登……」  たったそれだけで、横井くんはすごく嬉しそうに笑み、引き続き丁寧に愛撫してくる。頭がぼんやりしてきた頃、横井くんは私の耳に口を寄せ、囁いた。 「可愛いよ、有紗(ありさ)」  不意に名前を呼ばれ、思わず身体の力が抜けた。横井くんはそれを見逃さず、素早くゴムを着け、私の中に入ってくる。
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