第3話

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「みんなの笑顔を見るのが僕の生きがいなんだ。こればっかりはやめられないよ。」 「愛しの妻の笑顔は見たくないのかしら?」 パチン! なんとそこには真っ赤な薔薇が。 「誤魔化さないで。」 「愛を意味する、情熱の赤い薔薇はいかが?」 「誤魔化さないでって。」 「赤い薔薇はお嫌いですかな、レディ?それとも他の色がお好み?青でも黄色でも虹色でも、何なりとお申し付け下さい。」 ロゼはそのまま赤い薔薇を受け取ります。 そこには少しばかりの笑顔が。 「……私が赤が好きなの知ってるくせに。」 「じゃあこれからは赤い服を着ようかな、毎日。」 「馬鹿。」 2人の時間に、3人が入ってきます。 「もっと魔法見してくれよ!」 「お願いお願い!」 「お願ーい!」 「しょうがないなぁ、ははは!」 「…しょうがないのはどっちよ。」
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