第4話

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「それは僕が魔法使いだからさ!」 「何で魔法使いなの?」 「生まれた時から魔法使いだから、理由はわからない!はは!」 「そうなんだ…。パパは魔法が使えるのに、何で私は使えないの?」 「知らない!」 ハキハキと、わからない、知らないというサンタを見て、ロゼは何とも言えない顔をしました。 「そんなはっきり言わなくても…。」 「ママは?魔法使える?」 ロゼは首を横に振ります。 「私は使えないの。」 「そっかー、残念。」 アンはしょんぼり。 「けど魔法使いって、パパ以外にもいるんだよね?いっぱいいるの?」 サンタはまた、ハキハキと喋り出します。 「いっぱいいるよ!」 「どこに?」 「世界中にいるよ、みんなパパの友達さ。」 「へぇ…。」 アンはさらに質問します。
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