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もう外はすっかり暗くなってしまいました。
コンコンコン。
サンタは家のドアをノックすると、返事を待たずに中に入りました。
「ただいま。鍵開けてくれてると思ってたよ。アンは?」
そう聞かれて、ロゼは怒りそうになりました。
だってもうこんなにも遅い時間なのですもの。
「寝ているわ。…今までどこに行ってたの?」
「え?知ってるだろ?」
「いいから答えて。」
「えーっと、ヒイフウミイと遊びに行って…。」
「それでこの時間?」
それだけで、こんなに遅くなるはずがありません。
「うぅん、その後ご近所さんをまわって…。」
やっぱり。
「そんな話は聞いてないけど?」
「いやいや、ついうっかり。」
『うっかり』?
夜なので、ロゼは静かに怒ります。
「あなたお願い、もう魔法を使うのはやめて。」
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