第8話

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「そういうこと言わないの。」 「ごめんごめん。…良いことないなー。」 思わずヒイは、ため息。 「なーんか。さびれてるよね。」 「「何が?」」 「…心がだよ。サンタと遊んでたら楽しいし笑えるけど、その後虚しくなる。」 フウはまた、頷きます。 「俺たちももう、魔法って歳でもないもんな。」 ヒイは軽く笑います。 「歳もそうだけど、ずっと見てたら、さ……。」 ミイは、ヒイの気持ちがわかるような気がして、聞きます。 「……飽きちゃった?」 「…はは、さびれてるよねー。それでこうやって、暇を持て余してる。虚しいよね。」 3人の心と体はもう、大人になってしまっていました。 「フウとミイはどうなんだよ。フウは?彼女とかできたのか?」 「え?」 フウは戸惑いながらミイの方を見ます。 ミイも、フウを見て戸惑います。 あまりにずっと2人が黙っているので、ヒイは気がつきました。
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