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高橋(桃)
文化祭の時、たまたま展示を見に来てくれた鈴木君と話ができた。
勝手に描いてしまった絵を嫌な顔一つせず褒めてくれた。嬉しかった。
思いがけずその絵はプレゼントする事になり、翌日鈴木君に連れられて私の元を去って行った。
会ってすぐ、彼は私の名前を呼んでいた。
私の事を知っていた。もしかしたら私の事を…?
などと夢見心地で過ごした数日後。
「好きです」
鈴木君が野球部のマネージャーに告白をしている場面を目撃してしまった。
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