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鈴木(碧)
2年の先輩に告られてる紫先輩を見て、俺も勢い余って告ってしまった。
結果は「ごめんなさい」だった。
甲子園を目指す目的はなくなった。それでも俺はレギュラーになるべく練習に励み続けていた。高橋さんが見ていてくれるのだから、頑張らないと…。
紫先輩に振られた頃から、高橋さんの視線を感じなくなった気がしていた。いつも以上に声を張り上げて喋っても、どこにも高橋さんがいない。
何となく気になって、高橋さんのクラスに用事がある風にして行ってみた。
高橋さんは、赤茶色の髪をしたイケメンと2人で仲良く喋っていた。
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