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筆者「ゼクシィカウンターの紹介で、ゼクシィ保険相談を利用したところ、思わぬことが発覚」
りな「何やらかしたんですか、ポンコツ」
筆者「医療保険だと思っていたのが、実は死亡保険だったという不思議」
綾「……一足跳びにあの世行きかよ」
筆者「いやだって、おかしいのよ。銀行でもらったチラシに、入院保険と書かれていたから申し込みをして、保健屋と打ち合わせをしたときにもらった冊子も取ってあるんだけど、まごうかたなき医療保険の冊子で、契約内容は死亡保険。しかも私の記憶に、「医療保険の内容はここには書かれていませんが、ご説明したとおりの契約内容ですので」と言われた記憶がちゃんとある。どゆこと?」
りな「それ、信じたんですかポンコツ。契約書に契約内容がきちんと書かれていない時点で疑うべきでしょうが」
筆者「……ごもっとも」
架名「変なとこ純粋だよなぁ。他人を信じて痛い目見たの、結構回数あったと思うんだけど?」
筆者「学習能力低くてすみませんね。で、日曜日に自宅へ呼びつけたから、何かしらの説明があるはずなんだけど、そもそも保険って、1年に1回は契約内容の確認に来るはずじゃないの?契約してから約10年、1度も来てないんだけど?」
りな「で、10年間も放置したんですか? おかしいと思いながら?」
筆者「うぐっ」
りな「救いようがありませんよ、ポンコツ。たまたま今回、結婚を機に今後のライフプランとお金の話をお互いする為に専門家に間に入ってもらった方がいいだろうということで申し込まなかったら、発覚しなかったわけですから」
筆者「そこは私、賢かったと思うんだけど」
りな「どこが賢いんですか。全て他人任せで」
筆者「う……いやでもほら、無料でライフプランまで立ててくれて、保険も巷にある保険屋の中から保証が手厚くて安い所を見繕ってくれるのは有難いと思うよ。提案だけで、契約を強制することもないし」
綾「そのライフプラン、ポンコツが妊娠して仕事辞めた段階で毎年赤字に転落。子供が大学へ行く時期には1年でマイナス500万もの大赤字を叩き出し、90歳で死ぬまでに抱える借金はマイナス7000万だったんだよな」
筆者「そうだけど、世間一般よりは年収が少しばかり良い彼の給料でその状態だったら、それ以下の人はどうやって生活してるのさ? そんなに節約節約してるとは思えないんだけど? だからあれは、どこか間違ったデータだと私は思うよ」
架名「その根拠は?」
筆者「こん……え、勘?」
りな「お話になりませんね」
綾「だな」
(2023.6.12)
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