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苦痛のピークで発動し時を遡る異能、それはもしかして拷問者である浄一、あるいは二人の能力かもしれない。
しかし、他人を連れてきて責め殺すことなどできないから、今まで確認したことは無い。
「俺は妹を生き返らせる可能性に賭けてみたい、皆さんにも悪い話じゃないでしょう?」
思わぬ流れに、吉井が青ざめる。
厳しい尋問の末に殺されることは覚悟していた。
しかし、瑠璃を「跳ばす」ための凄惨な拷問を代わりに受けることなど想定外だった。
三角木馬には瑠璃の遺体が載ったままだったから、棘の拷問椅子が用意された。
「やっ…やめ…!」
押さえつけられていた吉井は担ぎ上げられると、乱暴に椅子の上に降ろされた。
「ひいぎゃあああっ!」
気丈なテロリストが泣きながら絶叫する。
そこからは浄一が引き継ぎ、手早く革ベルトで締めていく。
瑠璃以外を使うのは、成功したとしても秘密にしておきたかった。
だから、黒スーツたちを「共犯者」にさせないつもりだった。
あらためて見ると、吉井も整った容姿をしている。
この女を責め殺すことに、浄一の欲情がチロチロと燃え始めた。
それから一時間ほどかけて、浄一は吉井を責め抜いた。
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