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体に拘束用の革ベルトを掛けられ、きつく締められるたびに棘が深くめり込む。
「あぐううっ!」
痛みに泣きながら身悶える。
棘は根元まで刺さっても致命傷にならないサイズで作られているが、それは慈悲ではなく、苦痛を長引かせる為だ。
「お兄ちゃん!お兄ちゃあんっ!」
痛くて怖くて、涙と震えが止まらない。
浄一が机のカバーをめくると、不気味な拷問具の数々が姿を現した。
「いやあああっ!」
本能的な恐怖感が瑠璃を絶叫させる。
浄一は優しく笑って囁いた。
「瑠璃、これから瑠璃を死ぬまで拷問するよ、死ぬような怪我をさせるんじゃなくて、苦痛に耐えきれなくなって死んでしまうまでね」
「いやっ!いやああっ!」
「大丈夫、またいつもみたいに元気に会えるから」
地下室のコンクリートに、慈悲を乞う瑠璃の絶叫が響いている。
「痛あああああっ!」
椅子の棘だけでも地獄の苦痛なのに、手足の生爪をペンチで剥がされ、指先に釘を打たれる拷問で、もう一時間以上虐め抜かれている。
「もうやめてえっ!やめてえっ!」
泣きながら必死に哀願するが、お兄ちゃんは見たことのない怖い顔でニタァと笑う。
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