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「付き合う時もいつも向こうからだったから、付き合い始めのイメージが今一つ」
「それは納得。だからあんな……」
と、祥の顔を見ると思いの外真剣な表情を浮かべていて、どきっとする。
「俺にとっては、大変ドラマティックな始まり方だったんだけど」
「私にとっても、今はそうだけど」
「遥とは、今までで一番ロマンティックな感じにしたいんだけど」
「のぞむところだ」
「全然ロマンティックじゃないよ、それ」
そう言って祥は大笑いする。
話をしながらようやくお互い下着だけになったので、ベッドの中に入ることにする。ベッドに入ったらソッコーでブラを外された。
「手早い」
「下着姿堪能する余裕はもうない」
「さよか」
と言ってる間にショーツも引き下ろされる。
お返しに私も脱がそうと思い、祥の下着に手を掛ける。
「もう、ガチガチだね」
そう言って、下着の上から一度そっと撫で、人差し指で祥の下着を下げる。少し手で優しく扱いてみると、祥が目を細めた。
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