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それから、祥が堪えきれない感じで言葉を漏らすまで、時間はかからなかった。
「あ、もうイく……」
「ん……いいよ。そのままイッて」
私が動き続けると、ほどなく祥は達した。
祥の息がなかなか整わない。その間にゆっくり抜いて、ゴムを処理する。ベッドに戻り横に滑り込んでそっとキスを落とすと、祥は破顔する。
「はは。めちゃくちゃ搾り取られた」
「まいったか」
「まいった、降参」
そう言って祥は私を抱きしめてきた。降参とか言いながら、全然くやしそうじゃない。
「もう、最初から遥ほんとエロいなあって思ってたから、あれでも抑えてたんだと知ってびっくりしてる」
「るさいなあ」
「いいじゃん、俺の前だけではエロいの。もっと見たい」
私も、祥のもっといろんな面が見たい。
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