「夢の幻と君と」

3/3
前へ
/3ページ
次へ
 目が覚めたら廃墟の中、なんてことはなく。病室のベットの上だった。  君を想い出したから、夢から覚めることができたのだろうか。  君を想い出すことができなければ、ずっと夢の中を彷徨い、廃墟から抜け出せなかったのだろうか。  君が見せた幻は、僕の中に消えることなく、残っている。もう二度と忘れない。  僕の弱さが見せた君の幻が、僕の弱い心を溶かした。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加