「夢の幻と君と」
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目が覚めたら廃墟の中、なんてことはなく。病室のベットの上だった。 君を想い出したから、夢から覚めることができたのだろうか。 君を想い出すことができなければ、ずっと夢の中を彷徨い、廃墟から抜け出せなかったのだろうか。 君が見せた幻は、僕の中に消えることなく、残っている。もう二度と忘れない。 僕の弱さが見せた君の幻が、僕の弱い心を溶かした。
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