君の声を探して

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 時を刻み続ける、大きな鐘の音。  ぱたぱたと響く、ランドセルの蓋。  はしゃぎ回る小さな足音と、心地よい子供たちの高い声。  そして、優しい君の声。  真っ暗闇の中で、何度も何度も思い出した。  またあの日々に戻れると信じて。  また君に会えると信じて。
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