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何年前だっただろうか、まだ母が生きていたころだから三年以上前だろう。帰ってきた母が抱えてきたのがその子だった。拾ったと言っていたけれど少し目を離した隙に消えていた、はずだ。
同じ個体だろうか。三年くらいならまだわからなくもない。けれど母が拾ってきたのがいつかわからないからそれも自信が持てない。猫だとしても寿命はどのくらいだろうか。ツチノコだとしたらもっとわからない。けどあんな子がいくつもいるものだろうか。新種の生物がこんな町中にいるとは思えない。じゃああの子は何なのかという話ではあるけれど。
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