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名前 クインシィ
性別 女 (声役 女)
年齢 不明
身長 160cm
詳細 ポーカー・デビルNo.2 クイーンの位を持つ悪魔。生命を操る魔術を使う悪魔。基本的優しく、見さかい無しに人を殺すような事はしない。子供が大好きで、宝だと思っている。
名前 ヴィー
性別 女 (声役 女)
年齢 13歳
身長 149cm
詳細 テーブル・ナイト パーシヴァルの名を冠する守護騎士。聖槍の担い手であり、亜光速で動き回る最速のエクソシスト。その速さは白雷の閃光と言われている。
マーリン
年齢 不明
身長 160cm
性別女 ( 声役 女)
詳細 最高最悪の魔術師。地獄の門が開いたことにより、幽閉されていたアヴァロンの門も開いたことでロンドンにやってきた。人間の味方と称してるが、それはバチカンよりの人間の味方をしてるだけで一般人の被害は考えていない。
名前 アザゼル
性別 男 (声役 男)
年齢 不明
身長 196cm
詳細 ポーカー・デビルのNo.1と因縁がある男。大柄でルシファーとタイマンをはれるほどの実力を持つ。魔人であり、その体は何かテーブル・ナイトとも何かしらの関わりが……
その他配役
側近 (ナレーション)
エクソシスト アザゼル
N(前回、メルシャーナとロイン達がポーカー・デビルのKと戦闘を行い負傷する。それに激昂したネロは、単身でキングの元に殴り込み、魔眼の力を使って終始圧倒。ついにルシファーの首を落とし、討ち取ったかに見えたが……ルシファーが本来の人格に戻ったことにより状況は一変。地獄の門を開いて、ロンドン中に大量の悪魔を呼び寄せ街を混乱に陥れた。その後、謎の魔人の介入によりネロは弾き出されルシファーとの戦闘を中断。悪魔が闊歩するロンドンを駆け回り悪魔を狩って行くが、その最中……1人の魔術師と出会う。彼女の力によって地獄の門は一時的に封印したが、ロンドンの街は崩壊し、ポーカー・デビルは散り散りになったままだった。)
N(1ヶ月後。ロンドンの売春街にて。)
側近「賑わっていますね。」
クインシィ「当たり前だ。陥落する前から、この街は妾が牛耳っていた。他の地区はどうだ?」
側近「どれも順調です。地獄よりも、やはり地上は暮らしやすいのでしょう。」
クインシィ「皆が笑って過ごせてるようで何よりだ。人間は無闇矢鱈に殺すでないぞ?ここまでの文明を作り上げたのは人間だ。懐柔し、安定と安全を与えさえすれば共存できる。おかけで、この街の発展に繋がった。」
側近「1ヶ月でこの賑わいですからね。人間の女達も、悪魔の事を受け入れてくれています。」
クインシィ「全ての者が聖書で書かれたような存在では無いからな。中にはそう言ったものもいるが、それは人間も同じだ。」
N(ロンドンが陥落してから1ヶ月後。街は完全に悪魔に占拠されていた。まるで悪魔が人間のように過ごし、酒を飲み女を買って、働いてる。その光景は、まさに人間と変わらない。)
クインシィ「やはり性と言うのは人を笑顔にする。言葉ではなく、肉体の繋がりというのはお互いの乾いた心を溶かし、癒すのだ。」
N(ロンドンの風俗街の中でも目を引く、大きな建物。そこには、様々な極上の女がおり女王の城と言われている。ポーカー・デビル ナンバー2 Q 色極天女・クインシィ。)
クインシィ「して、妾の街で潜り込んでた鼠は貴様か。」
エクソシスト「ひ、ひぃ!」
クインシィ「円卓はどこにいる?」
エクソシスト「わ、分かりません!本当に分からないんです!い、1ヶ月前から……だ、誰とも連絡が取れなくて……」
クインシィ「なるほど。どうしてここに?」
エクソシスト「そ、ソレは……」
クインシィ「円卓の者が散り散りになった今、貴様のようなエクソシストが悪魔の街に潜むのはリスクが大きい。だが、それでも居たと言う事はなんかしらメリットがあったからだ。いや、メリットと言うよりも希望か?……例えば、風俗街で円卓の者を目撃したとか?」
エクソシスト「ち、ちがッ!)
クインシィ「当たりか。」
N(クインシィは1人のエクソシストの頭を掴んだ。すると、彼はみるみると年老いて2秒後にはミイラのように枯れ果てた。)
クインシィ「逃げれると思うなよ。この街は、妾の街じゃ。」
N(星が光るように、一瞬空が白く光った。)
クインシィ「なんだ?」
N(その光は、白い閃光となりて……落雷の嘶きと共に一直線に……悪魔の中で、こんな話しがあった。赤光を見れば、それは……死神の襲来だと。)
ヴィー「ブーン!」
N(圧倒的速さで、音もなく……襲来した赤い光は、悪魔を槍で貫いた。)
クインシィ「がハッ!?」
ヴィー「ヴィーは、パーシヴァル。とりあえず、よろしく&さよなら。ヴィーの、大勝利。」
クインシィ「甘いな。」
N(槍を引き抜き、止めを刺そうとした時……ガシ!っと足を掴まれる。)
クインシィ「極上じゃろ?妾の手淫は?」
ヴィー(あ、足に力が……全身の力が抜けッ……ッ!?)
クインシィ「うッ……やはり聖具は応えるな。心臓だったら死んでたわ。貴様円卓の者じゃろ。殺す前に最後に顔だけでも……」
N(クインシィは倒れる彼女のフードを外して顔を確認する。だが、クインシィの手が止まってしまう。)
クインシィ「子供……?」
N(ヴィーはまだ、子供だったのだ。)
ヴィー「はなっ、せッ!」
クインシィ「はぁ……おい。」
側近「はっ!」
クインシィ「この子から聖具を取り上げ、地下牢に入れろ。」
側近「しかし……」
クインシィ「命令だ。」
側近「わかりました。」
N(一方その頃、街の方では……)
マーリン「君可愛いね。マーリンちゃんのおちょめグチョグチョになっちゃったよ〜。ぺろぺろしてくれる〜?」
N(1人の魔術師が酔っ払っていた。)
マーリン「いいんじゃ〜ん!お願い〜!あ、そこの君でもいいよ〜!」
アザゼル「見つけたぜマーリン。」
マーリン「おやおや、これは不味い状況だね。」
N(アザゼルが拳を振り上げた時、マーリンはビールをかけてそれを交わす。視界が塞がれ、よろけたアザゼルの足を引っ掛けテーブルの上に転ばせた。)
アザゼル「くっ!?テメェ……」
マーリン「マーリンちゃん結構武闘派なんだよね。やるならやるよ?ちょうど君にも用があったし。」
アザゼル「その気ってことか。都合が良いな。」
マーリン「君達が束になってもマーリンちゃんには勝てないよ。」
アザゼル「君達?」
クインシィ「妾の街で何をしている。ここが妾の統治する街としっての狼藉か?」
アザゼル「王様気取りは1人で充分だ。テメェに用はねぇ。」
クインシィ「魔人風情が。図に乗るなよ。」
マーリン「マーリンちゃんは人間の味方だからさ、悪魔がこうやって人間のように暮らしてるのが気に食わないんだ。それは、世界がそう思っているから。だからアヴァロンも開かれた。マーリンちゃんは暴れるよ。君達の被害をかえりみず、ただ暴力的に蹂躙する。」
アザゼル(ッ!?……身体が震える。この女が、怖い。それは、全員が知ってる。悪魔も、人間も……コイツは、神が気まぐれに作った災厄の天災……)
クインシィ「で、できれば穏便に済ませて欲しかったがな……この街はいい街だ。壊さないで欲しい。ここに住む悪魔達は、妾が守ると決めている。マーリン。頼むから」
マーリン「(被せ)破壊」
N( 2人の中で何かが弾けた。そして口や鼻、目から大量の血を流す。)
アザゼル「ブッ……オェ……」
クインシィ(……内蔵を、破壊された……?)
マーリン「君達の話を聞きに来たわけでは無い。マーリンちゃんは強制的に死ねと言ってるんだよ。」
N(マーリンが2人に杖を向けた時、すぐさま1歩後ろに下がった。なぜなら0.5秒先の未来では彼女が来る。)
ヴィー「……貴方、悪魔?」
N( 白雷の閃光パーシヴァル。)
クインシィ「何故、貴様が……)
ヴィー「貴方が急いで外に出ていくのを見て。どうして、あの時ヴィーを殺さなかったの?ねぇ、どうして?」
マーリン「パーシヴァル、悪いが邪魔しないでくれるかな?マーリンちゃんは君達人間の味方をしてるんだから。」
ヴィー「ヴィーは、ネロ様大好き。ネロ様優しいけど、不器用。ヴィーの、尊敬する人。そんな人が言っていた。やるべき事をやれ。ヴィーは悪魔を狩る事が、やること。……この街の人、悪魔に見えない。普通の、人間。……だけど悪魔なのは、分かってる。……でも、今の貴方の方がよっぽど悪魔。わけわかんない。ネロ様言ってた。困ったら、自分の心に従え。ヴィー今困ってるから、ヴィーの心に従って貴方を悪魔と認定する!」
N( 白雷がなり、彼女の手元には「 聖槍 」が握られる。そして、亜光速のスピードで槍を突き出す。)
マーリン「早いねぇ。」
N(そんな絶対回避不可能な突きを、マーリンは簡単に躱してて見せた。)
マーリン「パーシヴァル。マーリンちゃんの邪魔をしないで。」
N(ドガン!鈍い爆発音と共に、突如としてヴィーは吹き飛ばさ壁にめり込む。)
ヴィー「ゴハッ……なん、で……」
クインシィ「貴様!?大丈夫か!?」
ヴィー「大丈夫……子供扱い、嫌だ……ヴィーは守護騎士……戦う。」
クインシィ「やめろ……戦うな……」
N(一瞬、マーリンの目が光る。そしてすぐさま、不気味な笑みを浮かべた。)
マーリン「クインシィ。君、そんなこと思ってたのか?」
クインシィ「な、何を……言っている……」
アザゼル「マーリン!それ以上喋るな!」
マーリン「君、母親になりたかったんだね。」
アザゼル「マーリンッ!!!!」
N(アザゼルが1歩マーリンに踏み出した瞬間、何かしらの引力に引っ張られ壁に叩きつけられる。)
アザゼル(グッ!?……クソ!)
マーリン「ぷッ!アハハハハハッ!笑っちゃうよ!だって面白いだろ?悪魔が、人間の母親人間憧れるなんて……マーリンちゃんは、人間の味方だから、悪魔を殺さないと行けないんだ。君、確かこの街のどこかに孤児院を開いて人間の子供達をそだててるんだよね!!」
クインシィ「ど、どうして……それを……」
マーリン「マーリンちゃんは人間の味方だからね。世界を守らないといけないんだ。だから君達悪魔から大切なものを奪う。致し方無いよね。マーリンちゃんも……ふふっ! (笑いながら) 心苦しいなぁ〜!」
N(マーリンは杖を向ける。杖の先には孤児院があり、窓から見えるのは……気持ちよくスヤスヤ眠る子供達。そんな子供達が居るところに、マーリンは……魔力の塊を撃ち込んだ。)
クインシィ「やめろぉぉぉ!!!!」
N(だが、その魔力の塊は一刀に両断される。)
ヴィー「完全にキレた。やっぱり、貴方は悪魔!ヴィーは、悪魔を狩る!力を貸して、2人共。とりあえず、ヴィーはアイツ殺さないと気が済まない。」
クインシィ「……分かった。」
アザゼル「1番嫌いなんだよ!こう言う奴が!」
N(3人は同時にマーリンに襲いかかる。即席のタッグとは言え、3人は猛者。ヴィーのスピードに合わせながら光速で攻撃を繰り出していく。だが……)
ヴィー(どうして)
クインシィ(当たらんのだ!?)
アザゼル「あの野郎……やっぱり魔眼持ちかよ。」
ヴィー「ネロ様持ってる……厄介なやつ……」
アザゼル「アイツの目が光るのを見た。多分だが、とんでないほどヤバいのを持ってるぜ。」
マーリン「バレちゃったか。マーリンちゃんの魔眼は、とっても凄いやつなんだよ。まぁ、だからなんなんだって話だけどね。」
N(マーリンの持つ魔眼 「開闢の魔眼 」 は、始まりから終焉、に至る全てを見ることができる。彼女は生まれた時から魔眼を持っていた。故に、産まれたての乳児の時点で森羅万象全てを理解していた。そして未来で自分が何をすべきかも全て、見えている。彼女にとって今とは、運命をただなぞっているだけに過ぎない。)
マーリン(次は……パーシヴァルが突いて来て、その後ろにはアザゼルが隠れて奇襲。後ろからクインシィが……はぁ……全部、見た通りの結果だ。)
アザゼル「クソッタレが!」
ヴィー「……イライラする……アイツ……」
クインシィ「……避難は完了したか?」
側近「はい。」
クインシィ「お前も逃げろ。できるだけ遠くに。」
側近「命令とあらば。……ご無事でいてください女王。」
クインシィ「 生命は綻び 産まれ育み 眠る 全ては妾の子宮の中 ……」
アザゼル「離れるぞ!」
ヴィー「貴方襲い。」
アザゼル「あ?えっ……うわぁぁぁぁ!!!!」
ヴィー「これくらいで良いでしょう。」
アザゼル「心臓人間悪いな。」
クインシィ「終わりも始まり 全て 妾の中 ……回帰する生命」
N( クインシィの魔術は 生命魔術。触れた相手の生命を魔力として吸い上げることができるもの。そして、今放つ魔術は彼女の中でも最大級の技。……地面に手を触れると、辺りに彼女の魔力が展開され広がっていく。半径1kmの中は、全てが彼女の思い通り。無機物や空気、そして細菌から微弱な粒子に至る全てに生命を付与する。)
マーリン「カッ……」
マーリン(声が、出ない?)
クインシィ「ゴハッ!?……根比べじゃマーリン。泥仕合は好きか?」
マーリン( 詠唱できなくても、私なら魔術を使え……身体が、動かない……)
N(突如としてマーリンの身体が膨張する。)
クインシィ「真空を味わえ。この空間では、貴様がどう動こうが……すべて妾の思い通りだ!」
マーリン(思い出した。唯一、この日のこの時間だけ未来が見えなかった。なぜなら2秒後、眼球が破裂する。)
N(空間内にあるあらやる全てがクインシィの思い通り。それは、マーリンも同じ。マーリンの内蔵から細胞に至るまで全てがクインシィが望んだように動く。そのため……)
クインシィ「破裂しろ!」
N(マーリンの細胞は破裂し、そこら辺の肉片となって転がり落ちた。)
クインシィ「ッ!?はぁッ!はぁッ!……魔力を全て放出したから、身体が……」
N(膝から崩れ落ちたクインシィに、真っ先にヴィーが駆けつけた。)
ヴィー「ありがとう。」
クインシィ「構わん。」
ヴィー「どうして私を殺さなかったの。」
アザゼル「それを今聞くのか?」
クインシィ「……気まぐれだ。」
ヴィー「嘘つき。」
クインシィ「何でも良いじゃろ。それより、コイツは死んだのか?一応魔眼は潰して置いた。再生できないように細胞事破裂させた。」
アザゼル「分かんねぇ……でも、ピクリとも動かねぇ肉片だ。恐らくころ」
マーリン「(被せ)されてないんだよな。」
アザゼル「はっ!?どうして生きてる!?」
マーリン「君達、マーリンちゃんを舐めすぎだよ。詠唱なんかしなくても、マーリンちゃんの意志一つで魔術は使えるのさ。」
ヴィー「じゃあ……この肉片は……?」
マーリン「孤児院の子供達だよ。」
クインシィ「え?」
マーリン「君が魔術を魔力を展開した時、マーリンちゃんと子供達の位置をテレポートで変えたのさ。そして催眠をかけて、子供達をマーリンちゃんに見えるようにした。よ〜く思い出して御覧。子供達の悲鳴を。」
クインシィ「いやッ……そんなまさか……いやぁぁぁああああ!!!!」
N(クインシィの頭の中に流れる悲鳴。子供達が言う「ママ辞めて」「助けて」「嫌だ」と言う。あまりにも精神的重すぎる精神的ストレスに、Qの心は壊れてしまう。)
ヴィー( なんでこの人、こんな事をするの?ヴィーは分からない。どうしたら良いか分からない。……悪魔なのに、この人が可哀想に見えて……味方なのに、ヴィーはこの女を……ぐちゃぐちゃにして殺したい。)
アザゼル「おい!しっかりしろ!マーリン!もういいだろ!クイーンはもう終わりだ!」
マーリン「まだ殺してないよ?だから終わりじゃない。」
ヴィー「 抜放……」
N(空から白い雷がヴィーに降り注ぐ。身体中に電気を纏わせ、ビリビリと辺りの空間を歪める。)
ヴィー「時刻制限解放 刻数 上限解放……真・光速雷電 」
N( 速さとは、圧倒的衝撃波を伴う。マーリンに向かって一直線に雷光が走ると、ヴィーはマーリンをそのまま何処にに連れてった。そして、置き去りにされた衝撃波は……核爆弾と同等。クインシィの空間内故被害は無かったが……)
マーリン(ッ!?早すぎる!見えていても、対処法が無い!)
ヴィー「貴方は存在してはいけない!神が貴方をみとめるのなら、ヴィーは!神様なんていらない!!!!」
マーリン「酷い言いようじゃないか!マーリンちゃんは人間の味方だよ!?」
ヴィー「うるさい!うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!ヴィーは貴方を信じない!!」
マーリン「頑固な子供だ!!!」
ヴィー「ヴィーは、あの人から優しさを感じた!!貴方からは!!!何の優しさも感じない!!ただ貼り付けた笑顔で喋るだけの空っぽな人!!!ヴィーは!!!貴方が大嫌い!!!」
マーリン(更に加速した!?とんでもないスピードだ……)
N(更に加速し、そのスピード第一宇宙速度を超え、ついには25万5000kに到達し、地球を一周してしまう。)
ヴィー「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ッ!!! 超爆発牙突!!!!!」
N( 槍を投げた。雲を割り……圧倒的速さと熱量、重力を帯びながら……槍を横回転に回転させ衝撃を一点に集中。マーリンはロシア北西部のコラ半島に上陸し、そのまま地層から1万2261mまで抉り取られ、貫かれた。)
マーリン「……とんでもなく深いところに来ちゃった。」
N(そこは異空間。巨大な神話的生物や化け物が大量にいる所。ヴィーはマーリンを地獄の最深部まで追いやった。)
ヴィー「はぁ……はぁ……ここ、どこ?」
N(そして、ヴィーは日本に上陸していた。)
アザゼル「……あのガキ、とんでもないな……何時まで肉片拾い集めてるんだよ?」
クインシィ「……妾は、ポーカー・デビルだ。……王にこのような失態は見せられん。恐らくマーリンはまだ死んでいないだろう。……必ず妾が、この手で仇をとる。」
アザゼル「……これだから辞めとけって言ったんだ。ルシファー、とんでもない事に他人を巻き込みやがって。」
マーリン「マーリンちゃんがなんだって?」
アザゼル「ッ!?」
クインシィ「マーリン!!!貴様よくも!!!」
N(マーリンは指を鳴らした。すると、クインシィの動きが止まる。)
クインシィ「あっ……ァ……ゴハッ……ァ……あ……」
アザゼル「な、何をした……」
マーリン「彼女の脳みそを破壊した。パーシヴァルが今はいないからね。手加減する必要も無い。これで、女王は討ち取った。」
N(マーリンはクインシィの頭を掴み、身体と頭を引き離した。)
アザゼル「さぁ、次は君の番だ。……???……いや、どういうことだろう……気が変わった、やっぱり見逃してあげる。円卓の皆には優しくしといてね。」
N(アザゼルはただ、呆然と立ち尽くしたままだった。陥落したロンドンで、人のように暮らす悪魔達。だが、悪魔達にとっての絶望が……)
〜完〜
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