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そして・・・
「あ・・・っ朝人待って・・・!!」
「待つわけねーだろ・・・っ」
朝人が意地悪な顔で笑い、私に向かってスマッシュをまたしてきた。
「もう・・・!!意地悪!!!
やっとさっきの返せたのに!!!」
「な!返してきてビビった!!
運動部に入らないで生徒会なんて入ってたから運動神経悪いのかと思ってた!!」
バドミントンのラケットをクルクルと回し、朝人が楽しそうに笑っている。
「夕方からお店の手伝いもしようと思ってたから、運動部に入るつもりはなくて。
カヤからすぐに生徒会に誘われたから生徒会に入ったんだよね。
実際入ったら結構大変だったけど。」
「“優秀な副会長”だろ~?
まさかお前のことだとは思わなかった!!
お前からは“生徒会長がマジで格好良い。私は何もしてない!”とか言ってただろ!!」
朝人と会話をしながらまたバドミントンをしていく。
「それも“生徒会長”って、女じゃねーか!!
てっきり男なのかと思ってた!!」
「男子よりもずっとカヤの方が格好良かったからね!!
あの学校にカヤ以上に格好良い人なんて存在しなかったもん!!」
「あいつのどこが格好良いんだよ!!
いつもいつも調子乗ってるだけだろ!!」
「調子乗ってるどころか助けてもらってばっかりだよ!!
大学の時なんてゼミの変な男子に目をつけられちゃって!!
みんないるって言われたのにそれが嘘で、部屋に閉じ込められそうになってる所を助けに来てくれたし!!」
「・・・はあ~?」
朝人がバドミントンの羽を片手でキャッチし、めちゃくちゃ怒った顔で私のことを見てきた。
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