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「・・・・え──────っ!!!? 佐伯さんって和泉かおりの娘なの!? うっそ!!!それは驚き!!! 驚きだけど納得!!! めっっっちゃ和泉かおりだもんね、佐伯さん!!!」 「こういう話もアレだけど、佐伯さんは俺の母親が診てた子でもあるんだよ。 俺の母親は小児外科医で。 今は俺の父親の病院に俺の母親も働いてるからそこに連れて行って、次の日の昼に3人で飯食った時に佐伯さんがお前と若松さんの話してたんだよ。 お前と若松さんが良い感じだって。」 「佐伯さんって本当に性格悪い・・・。 と思ってたけどそうでもなさそうなのに、一体何がしたかったんだろ? それに佐伯さんは何で私が若松さんと連絡取り合ってたこと知ってたんだろ?」 「それは佐伯さんは若松の坊っちゃんの妹だからだろ?」 「えぇぇ!?それも初耳!!! あの2人って兄妹なの!?」 「・・・なんつーか、まあ・・・佐伯さんは若松さんの妹なんだよ。 そうでなくても、あのマンションに住んでるカヤの彼氏と同世代の奴らはきょうだいとして育ってるしな。」 初めて聞く話ばかりの朝人の話に頷いていると、朝人がゆっくりとまた和泉かおりのポスターに目を向けた。 「あの女、お前と若松の坊っちゃんをくっつけようとしたか・・・。 あのクソ女、相当の悪だからな・・・。 あのクソ女の親がうるせーくらいに心配してたから俺も気に掛けてたのに。 俺の時間を奪った挙げ句、自分が働く会社のことも一切気にせず、名演技で仮病を使ってきた相当の悪だぞあいつ・・・。」 「クソ女って・・・佐伯さんだよね? 仮病って?」 「あのクソ女、俺が訪問した時に具合悪くなっただろ。 あれ演技。」
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