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女の子は強い
思いっきり泣いたあと、私が家に帰るとお母さんにびっくりしたような目で見られた。
その時はなんでだろう?と思ったけど、鏡で自分の顔を見てみたら、目は赤く腫れてて、涙の跡がついてた。
きっとお母さんは気づいたと思うけど、何も言わないでくれたんだ。
君に彼女がいることはまだ信じられなかった。
でも、ギュッと締め付けられている胸の痛みと、ツンとした鼻の痛みが、本当だと物語っている。
君に会ってから、恋してから一ヶ月しか経っていないけど、私にとっては短いようで長い一ヶ月だった。
今まで「恋愛」という感情を知らなかった私にとって、君に恋したこの一ヶ月はとっても濃い一ヶ月だった。
また他の男子を好きになることがあるかは分からないけど、君のことは一生忘れない。
ずっと下を向いてちゃ、いいことはやってこない。
前を向いて進まなきゃ!
女の子は強いんだから!
<終>
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