第5話(スコット・ハインツ・ミュラー)

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それから数日後…ヴラド伯の屋敷では…コンタがジェームスという男に成り済まし屋敷に潜入する事に成功していた。 ??「ジェームス?お前最近どうした?」 コンタ(ジ)「えっな何がですか?」 ??「最近ずっとボッーとしてるぜ?」 ??「心ここにあらずって感じだ?」 コンタ(ジ)「あっはははは(笑)そ…そんな事ないよ」 コンタ(ジ)「心の声(やべえ…やべぇ(汗)バレルとこだった)」 コンタ(ジ)「心の声(たくっミハエルの奴僕は別件があるから暫くはここは任せたよなーんて?よく言ったもんだぜ?)」 コンタ(ジ)「心の声(こっちは…慣れない人間演じて疲れが溜まってしんどいっつうのによ)」 ??「なぁ?それより聞いたか?ヴラド伯の部屋に物取りが入ったらしいぜ」 コンタ(ジ)「あっあぁ知ってるよ(汗)その話で持ち切りだからな?」 ??「誰なんだろうな?いったい?」 コンタ(ジ)「さぁ…?」 ハーネットたちが襲撃した事で…ヴラド伯はかなり焦っていた。というのもハーネットが入手した書類は今後の彼の人生を大きく左右する物だったからだ。 ヴラド伯の部屋 ヴラド伯「くそっ!!誰だ!!!?あれを取ったのは?」 ヴラド伯「くそぉぉおおーーーー!!!?」 ドンっ♪♪♪♪♪ ??「伯爵…落ち着いて下さい」 ヴラド伯「落ち着いていられるか!!!?」 ヴラド伯「だいたいスコット貴様の失態なんだぞ!!?わかっているのか!!?」 スコット「心得ております。ヴラドさま。」 スコット「どーかこの私めにチャンスをお与え下さい」 ヴラド伯「チャンスだと?」 スコット「ええ!!僭越ながらこのスコット・ハインツ・ミュラーに考えがあります。」スコットは自信満々にそう言うと…伯爵の前に跪く。 ヴラド伯「良かろう?3ヶ月の猶予を与える。それまでに進展が無ければ貴様の首が飛ぶと思え」ヴラドはそう言うと部屋を出て行く。 ??「ねぇ?スコット?どうするのさ?」 スコット「うっふふふ(笑)アエル…。ハーネット・クラウンとの熱い死闘を存分に楽しもうじゃないか?」 スコット「くくくっあぁーはっはっはっは!!?」 スコットは楽しげな声でそう嘲笑うと霧になって姿を消してその場を立ち去って行った。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                  END スコットとの戦いを制したハーネットたち一行はヴラド伯の屋敷へと潜入するのに成功する。一方で…惑星エルステア第1皇女エリー・フォン・シャーロッテたちを乗せた宇宙船は長い長い旅に出掛けようとしていた。次週「彼女たち旅の目的ともう1人のヴァン・ハーネット・クラウン」「第6話「中巻」へ続く」              ⇩ココをポチッと⇩ ココをポチッとhttps://estar.jp/novels/26126464
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