第6話「抽選開始」

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キャリーが壇上を降りて開会の挨拶が終わってから数分後…校舎全体にアナウンスが響き渡る。 珠城「それでは…各チームの代表の方は至急近くの抽選所までお越し下さい」 宮沢「だぁ…しやぁねえ…行ってくるぜ」そう言うと宮沢は抽選所のある第2体育館へと向かい始める。 冴島「せいぜい…良い‥番号引いてくれよ」 宮沢「任せとけって」そう答えると宮沢は第1体育館を後にする。西皇学園には体育館が2つ存在し‥第2体育館は旧校舎時代に使っていた物が現在も尚残っており…イベントの際の合唱や劇のステージに利用される。また夏にはお化け屋敷として使われており毎年数多くの女生徒がチャレンジしては悲鳴をあげるという夏恒例のイベントが行われている。というのも旧校舎には夜な夜な幽霊が出るという都市伝説が存在しそれを面白がったミステリー倶楽部の部長が第2体育館を入口として旧校舎全体を使用したお化け屋敷を作ったからである。 第2体育館前…第一抽選所…A塔東‥一階の廊下 宮沢「こっちか?ん?並んでるな」宮沢が第2体育館の近くまで来ると長蛇の列が出来ていた。 宮沢「何で並んでるんだ?」 夏目部長「入口が閉まってるんだよ」 宮沢「入口が…?」宮沢がそう言った瞬間…体育館の扉が開く ??「大変待たせて申し訳ございません。私は生徒会役員の西園寺綾音と言うものです」 西園寺「こちらです」そう言うと西園寺は…各部の代表者たちを体育館中枢に案内し始める。体育館の中枢には抽選箱とルーレットらしきものがあり…1人の少女が待ち受けていた。 キャリー「やっほー(笑)また会ったね?」そう言うとキャリーはニッコリ笑い部員たちに手をふる ??「私語は慎め…キャス」 キャリー「はぁ~~い田母神先輩」 キャリー「んじゃ…気を引き締めてコレから抽選会を始めるね(笑)」キャリーのその言葉を聞いた西園寺は夏目たちにとある物を配り始める。
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