番犬の癒し

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「理久、腰さすってあげる。」 「いいよ///」 「遠慮するなよ。俺が無理させたからだし。」 「それはいいの!」 俺は理久を見つめた。 「宗介って...やっぱいい。」 「なんだよ、気になるだろ?」 「なんでもない/」 「その顔はなんかある時だ。」 俺は理久の顔を覗き込んだ。 「うんと、だから、その...痛いのは嫌じゃないっていうか、嬉しいっていうか...//」 「うん。」 「つまり、それだけ、宗介が愛してくれたってことで...って、言わせるなよ//」 理久は耳まで真っ赤にしながら、布団に潜ってしまった。 「理久、潜ると暑いぞ。」 「でも、今、宗介の顔をまともに見れない/」 「それなら、俺が目閉じるから出ておいで?」 「絶対、開けるなよ。」 「分かったよ。」 俺は目を閉じた。 しばらくすると、理久が俺の胸に顔を埋める気配がした。 「目開けていい?」 「いいよ。」 「もう少し上まで来て?」 「ん/」 「やっと、理久の顔見れた。」 俺は理久の額にそっとキスをした。
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