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何か無いかな?
もし、森の誰かがお約束を破って、森に住めなくなったら、その事を知った狼さんは、気にするでしょう。
じゃあ、狼さんが寂しくない方法は無いのかな?
——なんか無いかな。無いかな。無いかなぁ。
ぴょんは、もう一度森のガイドブックを、目を皿のようにして、読んでみました。
そうしたら、森から送ったお手紙は、渡り鳥さんが持って行ってくれることが判りました。
もちろん、風で飛ばされたりして、狼さんが見つけられないことも、ありますが。
——届かなくっても、良いんだ。ひょっとしてひょっとして、届いたら嬉しいけど。瓶にお手紙をを入れて流したり、風船にお手紙付けて飛ばしたり。それでも、たまには奇跡も起こるかも、知れないんだ。
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