始まりの日

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一人の少女は大好きな海に来ていた。 「うーん…気持ちいい」 潮の香りと波の音に癒やされる。 そしてお気に入りの場所に座ってジュースを飲み、海を見ているとキラキラと光るものが見える。 「あれ?なんだろう?」 なぜかそれが気になって近づく。 埋まっていたビンを掘って手に取ると、古びたビンで… 「なにか入ってるみたい」 中身が気になって振るとカタカタと音がする。 開けようとするが、潮のせいか時間が経ちすぎているのか開かない。 「開かない…」 どうしょうか迷って石にぶつけて割る。 凄い音がしたが、気にせずに入っていた紙を取り出す。 読んでみようとしたが、色褪せていて 所々読めてこれが… 「手紙?」 手紙だと気づく。 それでもまだ信じられず、もう一度読み返す。 「やっぱり手紙だ…これ…。どこかの海から流れてきたの⁉凄い!」 それを大事そうに持って家に帰った。
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