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「総司さん、来たよ」
ある場所に立って声をかける。
髪には総司さんが残してくれたものが揺れていた。
「いつもありがとう」
「私なら、もう大丈夫だよ」
「だからゆっくり休んで」
本当に夢だったのと思う
それでも総司さんと過ごした日々は幸せだった。
「逢いに行くのが遅くなってごめんね」
「ちゃんと総司さんの想いとコレが届いたよ」
「私もね、ずっと書いてた言葉があるの」
それはね
「総司さん、私の想いは届いた?」
「ねぇ…抱き締めてよ…」
「好きって言って…」
「総司さん…」
→
拝啓あなた様へ
【美しき夢想いては叶わぬ花】
【夢想い愛に変わりて永遠(とわ)の恋】
→
End
2023.12.5(書き終わり)
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