宇宙人🌟と同棲💓

76/76
23人が本棚に入れています
本棚に追加
/77ページ
「ああ、そう言えばさ……」 「うん?」 「あまりの大事件に、大事なことを聞くのを忘れてたよ」 「えっ? なに?」 「アンタの名前」 「あ、そうだっけ?」 「うん。そうだぜ。アンタ、ずっと匿名報道だっただろう? 本当の名前は、なんて言うんだ?」 「あたしの名前はね……」 あたしは、言った。 「アオイミソラ……。青い美しい宇宙、と書いて『青井美宇宙』っていうの」 あたしは、満天の美しい星空を見ながら、自分の運命的な名前を噛みしめて、そう、答えたのだった。 「宇宙人🌟と同棲💓」 おわり
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!