猫になった!?

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「ここは、俺専用の休憩部屋。そして君をここへ運んだ理由はーー」と目を細め、会長は自分の頭をトントンとつついた そのことで、自分の頭に何かあると示されていることがわかり、確認する 確かに触ると、何かもふもふしたものがあるのがわかった 触ると感触があることで、自分の一部と分かるが感触的に髪の毛ではない。 なら、何なのかわからない。 「えっと、わかんないです…」 「そうなのか…?なら…」と徐にズボンからスマホを取り出し、何かをしたのちに手渡された 「?」 スマホの画面がカメラになっており、自分の目で確認しろということだろうか。 頭部が見えるよう、スマホをかがけみてみるとーー 「なんだこれっ!?」と驚きのあまり声を上げてしまった。 なぜか、頭に耳が生えていたのだ。それも、猫のような耳が。 「えっ…?ちょ、なんで…」驚きすぎて、言葉が浮かんで来ずフリーズしてしまった 「さぁ、それはわからないけど、君は猫耳?と尻尾を生やして倒れていたものだから、人の目がほとんどない専用の休憩室へ運んだんだ」 「そうなのか…ありがとう…」 保健室などの人目が多いところで猫耳が生えた状態で運ばれたら、きっと目立ち人間の体で猫耳が生えている宇宙人などと扱われるかもしれない… そう、最悪の事態を考えると生徒会長が休憩室へ運んで一眼から遠ざけてくれたのはありがたいことだ 「君は何で猫耳?が生えてるの?気絶している君には申し訳ないけど、カチューシャか何かだと思い、引っ張らせてもらったんだ。しかし、体の一部と繋がっていて外すことはできなかった」 「えっと……」 (流石に言った方がいいよな…助けてくれたんだし、頭がいい生徒会長に相談すれば何かわかるかもしれない…) 「えっと、実はーーー」 生徒会長は頭がいいのでなんとか解決してくれるのでは‥?そう淡い思いを込め会長に話したのだった *** 「非現実的な話だが、信じるしかないな…」 「ハハハ…」 「思い当たる節はないのか?非現実的だが宇宙人に襲われて猫耳が生えた、とか。」 「……好きな人に彼氏ができたんですよ…ベランダで泣いてたら通りすがりの猫にドヤ顔されて、あ〜あ猫になりてーみたいなこと、言ったんですよ、それっすかね…」 「そうだったのか…?」 会長は今話した内容がイマイチわかっていないのか、疑問符が着いていた 「君の独り言を聞いていた神か悪魔かはわからないが願いを叶えてくれたってところか…?だが人間にも戻れる…解決するまでそうやって生活していくしかないんじゃないか?」
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