―戦い―

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『準備が整いましたので手術室に向かいますね~。』    あ~ついにこの時が来た。お母さんは結局間に合えへんかったなぁ。   ゆっくりゆっくり歩きながら手術室に向かう。   手術室の前に立った時裕時の顔見たらなんとなく不安そぅな…情けない顔というか……。     『行ってくるな。待っててな。』   『おぅ…』   お互いこの会話だけでも頑張って話せた方やと思う。  手術室の中に入った瞬間にまた強い陣痛―。 耐えながら手術台の上に登る。   着てた服を全部脱いで手術用?の青い服を着せられて横になった。   心電図とか消毒とか看護婦サンはバタバタ準備してる。   そうしてる間に先生登場。『大丈夫やからね。リラックスしてね。』   『はい…。』
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