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「ポッポー。おや、くらいかおをして、いったい どうしたんだい?」
はとが いちわ とんできて、かべのうえから、ふうちゃんに こえをかけたのです。
ふうちゃんは はとにいいました。
「ぼく、まよっちゃったんだ。」
すると はとは、すましていいました。
「どうして いつまでも、めいろのなかにいるの? かべのしたをくぐれば でられるのに。うえをとびこせば でられるのに。」
「それって、ゴールするのは あきらめろ ってこと?」
ふうちゃんは ちょっぴり むっとしていいました。
けれど、それからふうちゃんは クスッと わらうと、はとをみあげて、こんなふうに いいました。
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