と.も.だ.ち

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美穂にも 「はい、はい、こうなりましたか〜」 と、したり顔で言われ 「若い子エキス、どう?」 「会話、ギリどうかと思ったけど、上にお兄さん2人いるとかで、案外成立してる」 少しはぐらかすと 「ふうん、沙夜は知らんかもだけど、沙夜ヲタらが、嘆く嘆く」 「単なる年下のお友達、だよ」 「では、まだお肌つるつるになるようなことは 致してないと」 「ご期待に添えません、清い関係ですから」 すると美穂は、 「なんだかんだいって、今が1番楽しい時期なのかな〜、私も次は年下にしよ」 と、天を仰ぎながらブツブツ言っていた 清い関係…、 そうね、 男女の付き合いなら当然のようについて回るコトだけど、彗はどう思ってるのかな、 あんまり性的な空気って無いんだけど 何もなくても、それで良い 学園祭を1人で回りたくないからと、 期間限定で恋人作る、 なんてよくある話じゃない 春になれば、彼は大学生、私は社会人 それまでのお付き合いだろうから 沙夜はそんな風に漠然と考えていた
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