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「付き合うってさ、具体的にどう変わるの?」
僕は真剣な顔をして隼人と蒼に問いかける。
「そうだなあ、まずは手を繋いで、ハグして、毎日一緒に登下校したり、休みの日にはデートする・・・かなあ」
蒼はうむと考えながら答える。
「それ普通にやってる」
僕が答えると蒼は苦笑いした。
「とりあえずキスから始めようか」
隼人はなんでもないふうに、とんでもないことを言い出した。
「キッ・・・キス!?そんなのまだはやすぎるだろ!付き合って初日からとんでもないことを言うなよ」
僕がぷりぷり怒ると隼人はしょんぼりした。
(隼人は本当にキスしたかったのか・・・ちょっと悪いことしたかな)
僕はしばらく考えて勇気を出すと立ち上がり、隼人の前に行くとおでこに軽くキスをした。
僕は耳まで真っ赤になって隼人に言う。
「これでいいかな?これが今の精一杯なんだ」
そう言うと自分の席に戻って一気にカルボナーラをかき込んだ?
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