恋人

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こうして公認の恋人になってから、隼人は今まで以上に僕を甘やかすようになった。 朝、僕が布団からなかなか抜け出せないでいると、誰かが僕の頭を撫でている。それが心地よくてまた夢の世界に戻ろうとすると、耳元でふっと息を吹きかけられた。 「うわあ!!」 突然のことに飛び起きるとそこには隼人が座って僕のことを見つめていた。 「は・・・隼人!ここでなにして」 「お母さんに頼んで部屋に上げてもらった。寝てるのが可愛くてしばらく見てたけど、時間に間に合わなくなるからおこした」 隼人は悪びれもせず淡々と答える。 「〜〜〜起こすならもっと普通にやれよ」 「晃寝起き悪いから普通に起こしてもおきないだろ?だから弱いとこ攻めたらおきるかなーって」 僕はぷりぷり怒りながら抗議したが隼人は全くきにしていないようで腹がたったが、時間が迫っているため僕は慌てて着替え始めた。 視線を感じると隼人がじっと僕を凝視している。 「・・・なにみてるの?」 「好きな子の生着替え。ねえ、動画とっていい?」 僕は呆れと諦めで、好きなようにすれば、と言って着替え始めた。
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