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「さっきのあれはなんだ!」
僕はぷりぷりしながら隼人に怒るが隼人は全く気にした様子なく恋人繋ぎした僕の手にキスをした。
「いや、もう恋人だから何も気にせずイチャイチャしようかとおもって」
隼人は微笑んで言う。
(ズルい・・・そんな顔されたら怒れないじゃないか)
僕はこほんと咳払いをして隼人に向き直ると言った。
「とにかく!僕はまだ隼人が恋愛として好きかも分からないのにこんなことされたら困るの!時間が欲しいの!焦らず見守ってほしいの!」
そう一気に言うと、隼人は表情を変えずふーんと言うとぎゅっと抱きしめた。
「だからーこういうのはこまるってー」
僕は必死にいうが隼人には響かない
「もうかなり待ってるからこういう事できるなら、何言われても平気-」
隼人は幸せそうに言う。
そんな事言うのはズルい。
僕は隼人のそういうおねだりに弱いのを知っていてやっているからタチが悪い。
「あー晃ちっちゃくて髪の毛ふわふわで可愛い。大好き」
僕の戸惑いなんて関係なく隼人はマイペースに僕を愛でていた。
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