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隼人は僕の言う事を聞いてからずっとご機嫌だった。 「あまりお金のかかる事だとむりだからな!」 僕は自衛のためにそう言うと隼人は優しく微笑む。 (なんだよその笑顔。なんでも言うこと聞いてあげたくなるじゃないか) 反則な隼人の笑顔。 何を言われるかビクビクしていた自分が小さくてちょっと凹んだ。 「ん〜お願い決めた」 唐突に隼人が言った。 (ついに決まったか。何かな?新しい財布が欲しいとか?) 僕は自分の持っているお金がいくらくらいかを必死に考えていると隼人は僕の手をとって抱き寄せた。 「今日は俺の部屋に泊まって欲しい。もちろん何もしない。ただ一緒に眠りたいだけなんだ…。だめかな?」
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