お願い

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部屋に着くと隼人は僕に風呂を進めてくれた。 汗をかいていたからありがたく風呂を借り、下着とパジャマは隼人のを貸してもらったから両方ダボダボで中学生に上がりたての子供みたいな状態になったのが少し悔しい。 (僕だってもう少し大きければ隼人と服の貸しっこができて楽しかっただろうに…低身長が恨めしい) 風呂から今に入ると隼人は僕を見ていきなり写真を何枚も撮り始めた。 「隼人!なんでこんな格好を写すんだよ!」 「だって可愛かったから」 隼人は全く悪びれることなくシャッターをきる。 僕はもう隼人のこういった行動に慣れきってしまったので無視してソファにごろりと転がった。 「可愛い。ダボダボで服に埋もれた晃がソファに…」 ぶつぶつ言いながら写真を撮りまくる。 僕は疲れたから早く眠りたくて、隼人に言った。 「隼人も早くお風呂に入っておいでよ。僕もう眠たいんだけど」 そう言うとハッとした隼人はいそいそと風呂場に向かっていった。 そのままソファに寝転がっていると急に眠気が襲ってくる。 うとうとと隼人を待たないとと思っていたけれど、瞼がどんどん閉じてきて、僕はそのまま眠りについてしまった。
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