お祭り

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しばらく歩くと蒼とその彼氏が待っていた。 2人は僕と隼人を見ると血相を変えて走ってきた。 「お前達snsで晒されてるぞ」 どうやら先ほどの撮影会を近くで撮影していた誰かが画像をアップしたようだった。 周りの人たちが僕と隼人をチラチラと見ている 「まじか、あれが・・・」 「やば、生で見たらさらにイケメンなんですけど」 やはり嫌な言葉は聞こえてこない。 「すごいバズってるけど批判コメントなくて、皆んなお前達のことかっこいいとか可愛いとか言ってるから安心しなよ。ただ、かなりの人が見てるから今日は帰った方がいいかも・・・」 近くで無遠慮に写真を撮る人もいたから晃の心配はよくわかった。 「そうだね、ちょっと残念だけどかえろうか、隼人」 そう言うと隼人は済まなそうに言う。 「晃ごめんな・・・俺が悪ノリしたせいで」 もう可哀想なくらい萎れた隼人をみて、頭をワシワシなでながら言った。 「そんなの隼人らしくないぞ!何かある前に帰ろう!」 そう言うと僕は隼人の手を取って歩き始めた。来た道は人が多かったから、少し遠回りになるけど脇道に入って静まり返った住宅街を歩く。 「おそろいの浴衣まで買ったのにな・・・」 隼人がそう言うと僕は隼人を慰める 「これからも花火大会だってあるし、祭りもまだまだあるから、その時また着ればいいよ。だから落ち込むな。今ならなんでもしてやるから元気出せ」 「えっ?なんでも?」 そう言うと隼人は少し元気になった
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