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第3話
ベッドに移動した途端に彼女は積極的になった。
俺の身体に乗ってくる。そして俺の手や足や、色んな所をスリスリしてくる。
きっと、そうするのが好きなんだろう。
「ちょっと!私がモーション掛けてるんだから、少しは応えなさいよ。」
〔ああ、面倒くさいなあ。俺も男だから、やる時はヤルけど、今じゃ無いんだよなあ。でも文句言われるのも面倒だから……。〕
彼女が俺にモタレている状態で、彼女をアチコチ触ってやる。
「ああ、ソコが良いわ、気持ち良い。」
ここで、少し疑問を解決したいと思った。
「ねえ、俺達って いつからだっけ?」
「ちょっと、大丈夫?まさか忘れちゃった?
私達が出会ったのが1年前でしょ。そして結ばれたのが…………じゃない。イヤだわ今更聞くなんて。」
「ああ、ゴメン。ちょっと確認だよ、確認。ハハハ。」
〔俺って………記憶喪失ってやつに成っちゃってる?どこかで頭打ったとか?でも思い出さんわ。〕
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