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光輝く月とオーロラ
アラスカの地で二年ぶりの
再会を果たした凌空と舞華。
冬の夜空に浮かぶ月。
「舞華、俺の夢 叶ったよ」
「本当? 凌空、おめでとう」
凌空が舞華を抱きかかえると、
二人は互いに微笑み合った。
暗闇から浮かび上がる緑色のカーテン、
オーロラの光が二人を包み込む。
「舞華……これ」と凌空が封筒を渡した。
「何?」
「開けて見て」と凌空が微笑む。
舞華が封筒を開けると、
「わぁ~」と満面の笑みに変わった。
凌空が優しい眼差しで、
「舞華、待ってる」と言った。
凌空が渡した封筒には、
『invitation』と書かれてあった。
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