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いつの間にか眠っていたようで、
変な夢を見た。
佐橋が泣いて頭を下げ、僕に言うんだ。
「結婚は止める、またお前と付き合いたい」
言われた僕は佐橋を鼻で笑った挙句、
その場から立ち去る。
「残念だけど、もう契約してるんだ」
という言葉を残して。
目が覚めて、秒で思ったことは。
あー川瀬のくだらない冗談のせいで、
こんな夢を見た。
何が契約だよ、
素直に付き合いましょうって
言ってくれればいいのに。
イケメンの癖に超変わり者だよと。
でも、決して嫌な感情はなかった。
隣で寝息を立てている彼の頬に
人差し指を突き刺しながら、笑いを堪えた。
天使って眠るんだな‥‥
って、話を真に受け過ぎ?
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